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HIGASHIKURUME

STUDIO

"ONE DROP"

TOKYO

09   /   2017

タイムレスな空間が紡ぐアトリエ

以前はレストランだった平屋の木造建築。二十坪ほどの建物だが、太い古材をふんだんに使った贅沢な空間には狭さを感じない。アパレルブランドを運営する夫妻がここを見つけ、自社のアトリエにしようと決めた。


彼らのナチュラルな感性が生む虚飾のないデザインには、タイムレスな普遍性が感じられる。室内の漆喰壁や古材はできるだけ残し、建具の塗装と、家具や照明器具の入れ換えで空間全体を引き締めた。客席部分は、ダーク系の暖色を基調としたワークスペースへ、厨房部分は、淡いモノトーンのストレージへと姿を変えた。


外装は、既存の木枠やレンガを生かしつつ、屋根はチャコール、壁はグレーベージュに塗り替えてイメージを一新。掃出窓の外には新たにデッキを設け、内部空間に拡がりを持たせた。

 

建物の良さを生かして取り込みながら、サーフェスの色味や質感のアレンジメントによって、ブランドイメージが空間的に表現されていった。
 

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