top of page

TOSHIMA

ikebukuro

tower 48F,

tokyo

11   /   2018

​​都会の中の、静穏な暮らし

夫が収集した希少なリヤドロや日本人形。妻が描いたトールペインティングや、美しい食器の数々。二人のコレクションを収める新たな住まいは、タワーマンションの高層階にあった。

 

グレイッシュなトーンを基調としたLDK。コーナーと腰壁には大胆な縦縞柄のクロスがアクセントに用いられ、ブラックセードのシーリングランプとベルギー絨毯が室の上下を引き締める。入口にはディープブラウンの収納家具がL字に設けられ、天井まで続くガラス扉を隔てて、夫妻のコレクションが一覧できる。

 

寝室では、ブルーグレーの壁紙が静謐な雰囲気を醸し出し、艶のあるホワイトな家具との対比が生まれた。トールペインティングが、壁面に彩りを添えている。一方パウダールームでは、ブラックの天井面とストライプの壁面が、エレガントな空間を演出する。

 

高層建築の中に質感と温もりが同居するこの住まいは、都心での新たな暮らしのあり方を示唆している。

bottom of page