空間の主役は、父が永年愛用した、端正でシンプルなタモ材のテーブル。新たな住まいは、このテーブルを核に構想された。

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現場は、東久留米・滝山団地の3階。間仕切りのない北面に七坪のダイニングキッチンを設け、テーブルのための空間を整えた。背景となる壁・天井・収納家具・照明器具は全て白で統一。テーブルの温もりや素材感が一層引き立てられる。

キッチンと直角に配したアイランドカウンターは、テーブルと同じ寸法にカスタムメイド。カウンターとテーブルが一直線に連なり、パースペクティヴに拡がりを与える。

南面にはリビングと個室を配置。2室の間仕切りは天井までの開閉壁とし、プライバシーと開放性を両立している。

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静謐と温もりが同居する、母娘のための住まいが完成した。